フィクション、ノンフィクション2014/07/21 | |
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by yokosa - yokosaさんの作品推薦をすべて見る | |
まず先に立つ疑問が、果たしてこれをノンフィクションと言えるのかどうか、である。ノンフィクションとノンフィクション風フィクションには大きな隔たりがあり、区別しなければいけないものと考える。 自分が戦史に疎いのと、また「私」が誰であるか判然としないため調べようがなく、今ひとつこれがノンフィクションであるかどうかの判断を付けかねる。例えば作者が自身の祖父御の手記などを元に書かれているのであれば、それは余人には判別しようがないことではあるが。 内容については、フィクションかそうでないか判断出来ないほど真に迫っている。しかし、全編にわたってモノローグ調で、文章に起伏がなく、情景がイメージしにくい。再現映像に乗せる音声解説ならば充分でも、読み物としては少しつらい。細かい描写を多少省いてでも、手記のような体裁にした方が読みやすいし臨場感も出るのではないかと思う(フィクションなのであれば)。 |
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